大田原市立宇田川小学校            いじめ防止基本方針概要

●いじめの定義
 児童生徒に対して、当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定の人的関係のある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものも含む。)であって、当該行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの。 
                                                (いじめ防止対策推進法 平成25年)
 
○上記の基本認識のもと、本校では、全ての職員が基本認識を理解し、全校の児童が、いじめのない明るく楽しい学校生活を送ることができるように、「いじめ防止基本方針」を策定し、全力を挙げてこれに取り 組むものとする。

 いじめをなくすための取り組み
●未然防止
①魅力ある学級・学校をつくります。
 ・楽しく「わかる・できる」充実した授業にする。・お互いのよさを認め合える学級づくりをする。
 ・子どもが主体的に解決できる力をつける。
②安心感を生み出す指導をします。 
 ・4つの「あ」(ありがとう・あんしん・あんぜん・あとしまつ)を合い言葉に、互いに尊重し合い、望ましい人間関係づくりをする。
 ・全教職員による日常的な情報共有・情報収集と組織的な対応をする。
 ・計画的なアンケートの実施を行う。
③生命や人権を大切にするように指導します。
 ・体験活動、道徳教育、人権教育を充実する。
④全ての教育活動を通して指導します。
 ・自己有用感を育てる。共感的な人間関係を育成する。
 ・自己決定の場を与え自分の可能性の開発を奨励する。
⑤インターネットでのいじめの対策を進めます。 
 ・保護者と教職員相互の共通理解を図る。・情報モラル教育を充実する。
 ・問題点を考える場の設置を図る。

●早期発見・早期対応
①いじめがあった時に見逃さずに立ち向かい乗り越える力の育成を図ります。
 ・児童が困った時や相談したい時に声を上げやすい環境を整え、即日に対応・指導する。
 ・SOSの出し方を具体的に指導する。
②安心感を生み出す指導します。
 ・互いに尊重し合い、望ましい人間関係をつくる。・計画的なアンケートを実施する。
③情報収集や校内連携体制を徹底します。
    ・配慮を要する学級を重点的に校内巡視を行い、適切な支援を行う。
   ・伝達内容が適切に情報共有できるようにする。
 ・全教職員は、24時間以内に情報共有をする。
④教育相談を充実します。
   ・日頃から子どもを理解するために教育相談を行う。・危機意識をもって全職員で相談に対応する。
⑤教職員の研修を充実します。
   ・実際の事案を元に研修を行い、指導の充実を図る。
⑥保護者との連携を図ります。
   ・関係する児童の保護者に報告を行い、保護者と共に解決に向けて前向きに取り組む。
⑦関係機関等との連携を進めます。
   ・日頃から外部機関との情報連携・行動連携を行う。・インターネット上の問題に関係機関と協力して解決する。 

●発生時の対応
 ◇いじめを受けた児童の気持ちに寄り添い、安全を確保して組織的に情報を収集する。
 ◇いじめに関わった児童の保護者に説明をし、家庭と連携して指導を進める。
 ◇いじめた児童に「いじめは絶対に許されない」ことや相手の児童や保護者の気持ちを自覚させる。
    ◇いじめを受けた児童に対して、保護者と連携して心のケアを含め、事後の対応を行う。
    ◇生命や心身・財産に重大な被害が出た場合は、警察署を含めた関係機関の援助を求める。

☆いじめ未然防止・対策委員会
 いじめの未然防止、早期発見・早期対応等を実行的かつ組織的に行うために、また重大事態の調査を行 う組織として設置します。
【メンバー】 学校職員・保護者代表・学校運営協議会代表・駐在所(親園)・警察署・児童相談所
        ・家庭相談員・スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー

  ご家庭へのお願い
 ●いじめに関わった子どもは、何らかのサインを発している可能性が高いです。これまでと同様家庭での変化を注意深く観察願います。 
 ●もしも変化に気付いたり、不安があったりする場合は、すぐに学校に連絡ください。 
 ●「いじめ」は、人として絶対に行ってはいけないという認識のもと、子どもに寄り添い、温かい励ましの言葉などを絶えずかけていただきますようお願いします。